学生ローンは、金利が高いというデメリットがあります。この金利がどのくらい高いのか、また返済時に注意点としての金利について紹介をしていきます。
学生ローンの返済期限
学生ローンですが、最長で5年間、60回払いの返済が認められています。しかし、基本的に最低返済額というものがありますので、例えば5万円を借りて、1年に1回1万円支払い、それを5年間続けるという返済方法はあたりまえですが、不可能です。
最低返済額が3,000円ならば、1年5ヶ月で返済が終了となります。
最低返済額3,000円なら18万円以上を借りることで、60回払いを実現することはできます。もちろん、利息などは考えない単純な計算です。
利息について
先ほど、利息という言葉が出てきましたが、お金を借りると借りたお金プラス利息を支払う必要があります。
この利息というのはお金を借りている手数料と言えるでしょう。借りている期間が長ければ長い分、お金を借りている手数料として利息を返済額にプラスして払い続ける必要が出てきます。
つまり、この利息という存在がありますので、例えば10万円を学生ローンで借りた場合、10万円を返すだけで、完済とはならないのです。10万円と利息分も合わせて返済して完済となります。
そして、学生ローンは一度の返済金額は、例えば3,000円のように安いのですが、逆に金利は高く設定されており、年利は15~18%程度が平均となります。
そのため、10万円を借りて返済回数24回の返済計画を立て、毎月5,000円を毎月支払うという返済シミュレーションでは、返済総額が119,772円となり、利息だけで19,772円も余分に支払わなければなりません。
利息以上の返済の落とし穴
学生ローンの中には、利息以上の返済という返済方法を採用している業者もあります。つまり、利息の返済だけすれば、その月の返済はOKというものです。もちろん、利息しか返済していないので、実際に借りているお金、これを元金というのですが、元金は1円も返済されていないということです。
学生ローンに限らず、ローンは元金を0円にしなければ、永遠に返済をする義務が生じてしまうのです。
結局のところ、利息以上返済で利息しか返済しないのであれば、学生ローン業者は儲かりますが、借りている学生には何もメリットはありません。1円でも多く元金を返済しなければ、ローンはなくならないのです。
何度も繰り返しますが、返済期間が延びる程、余分に利子を支払わなければならないので、損になります。
金利が高いのは利用しやすさの代償
学生ローンは、消費者金融のカードローンと比べると審査は簡単です、用意する書類も少なくて済みます。そのため、利用しやすいのですが、利用した全員がきちんと返済するとは限りません。
そのため、利益を出すためには仕方なく金利を上げなければならないのです。
ただ、金利がいくら高くても、計画的に早期で返済を済ませることで、支払う利息の額を低く抑えることができるので、借りたら早期に返済することを第一として計画を立てることをおすすめします。
まとめ
学生ローンは、一度に返済しなければならない額が安いというメリットがありますが、その分、金利が高いというデメリットがあります。
年利は15~18%になっています。
また、返済方法に利息以上の返済というものがあります。これは、利息のみを支払えば大丈夫というものですが、利息をいくらはらっても元金は0円になりませんので、ローンを完済することはできません。そして、最終的に多くの金額を支払うことになりますので、毎月利息と元金をあわせて返済するようにしましょう。
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