学生ローンと名前が似た教育ローンというものがあります。この教育ローンと学生ローンは何が異なり、学生は利用することができるのか、また金利はどのようになっているのかを紹介していきます。
学生ローンと教育ローン
学生ローンに名前が似た金融商品に教育ローンがあります。この教育ローンは、学生ローンと比較をすると低金利で融資を受けることができるサービスです。
しかし、学生ローンとは異なり使用用途が、教育に関連があるものしか認められていません。例えば授業料や入学費です。しかし、教育ローンを行う業者の中には学業に関係のあるもの、学生の生活費まで融資の対象としていることもあります。
例えば、学校で使用するからパソコンを買った場合、それは教育ローンの融資対象になりますし、一人暮らしの仕送りの足しに教育ローンを利用するというのも認めるケースがあります。
金利に関してですが、教育ローンは5%以下なのが通常です。一方、学生ローンに関しては金利制限法ぎりぎりの18%程度とかなり金利が高くなっています。しかし、学生ローンから融資を受けたお金に関しては使用用途が決められていませんので、自由に使えることができるメリットがあります。
教育ローンの融資対象
教育ローンに関しては、学生ローンとは異なり、しっかりとした審査があります。学生であっても安定した収入がある場合利用することができますが、基本的に教育ローンは学生が融資対象ではありません。
教育ローンは、学生の保護者を対象にして、教育関係に使用するお金を超低金利で融資をするのです。
学生ローンの融資対象
教育ローンは、学生の保護者を対象にして融資されますが、学生ローンは学生本人を対象にして融資されます。
融資の際の審査は、学生ローンの方が緩くなっているので、アルバイトをして定期的な収入がある場合、すぐに融資をしてくれます。しかし、融資の際の審査は非常に緩いのですが、その分、高金利となっています。
学業なら教育ローン
学生ローン業者「アミーゴ」の場合、学費で困っている学生を対象にして、「学費目的ローンキャンペーン」というキャンペーンを行っています。
この学費目的ローンの場合、年利15.60%で融資するサービスがあります。
一方、教育ローンの場合、三菱東京UFJ銀行が行っている教育ローンは3.975%と、アミーゴと比較をすると超低金利での融資になっています。
もちろん、学生が三菱東京UFJ銀行の行っている教育ローンを利用することはできませんので、保護者が申込を行う必要があります。ただ、学費のためにお金を借りなければならないという場合、教育ローンの方が金利面からみると有利です。
しかし、審査のハードル、審査のスピードは学生ローンの方が低く早いので、教育ローンを申込んだけれど、融資に落ちた、支払い期限まで時間がないという場合は学生ローンが優れています。また、保護者に学費面を頼りたくない場合、学生ローンに頼るしかありません。
つまり、学費などの教育のためにお金が必要である場合、教育ローンの方が優れています。ただ、バイク購入の資金にするなどの学業に関係ない場合、学生ローンが優れています。
まとめ
学生ローンと教育ローン、名前が似ていますが全く異なるものです。
学生ローンの場合、学生を対象にしたローンであり、使用用途は自由に決めることができ、審査も緩く融資までのスピードが早いのですが金利が、金利制限法ぎりぎりの高利となります。
教育ローンは、学生の保護者を対象にしたもので、使用用途は学業に関係のあるものに限られますが、学生の生活費にすることも可能です。審査は厳しく、融資までには数日間のタイムラグがあります。しかし、その分低金利というメリットがあります。
授業料などの出費の際、まずは教育ローンの利用を考え、審査に落ちるなどしたら学生ローンを利用するようにするのが賢い利用法といえます。
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