上限金利と下限金利の関係

score128_128学生ローンに限らず、消費者金融業者からお金を借りる場合、少しでも金利が安いにこしたことはありません。金利が低ければ余計に支払う利息の額が減りますので返済が非常に楽になります。しかし、金利に関しては「○○%~××%」このように2つ表示されます。はたして、これはどういうことなのかを紹介していきます。

上限金利と下限金利

学生ローン業者に限らず、貸金業を行なっている業者は利息によって営業利益を出しています。そのため、貸金業者からお金を借りる場合は利息が必ず発生するわけです。

そのため、借りた金額よりも多い額を返済する必要があります。この返済額を少なくするためのポイントとしては、すぐに返済をすることです。そしてもう1つは、表示してある金利の利率を見てお金を借りるようにすることです。

金融庁に登録された真っ当な学生ローン業者をはじめとした消費者金融業者は、貸付条件の掲示をすることが貸金業規制法や貸金業規制法施行規則などで義務付けられており、貸付けの金利の利率は必ず表示されています。

しかし、初めてお金を借りる人は、この金利の利率を見て「?」となると思います。

例えば、学生ローン業者のアミーゴの場合、貸付条件の掲示の貸付けの利率として「14.40%~16.80%」と表示されています。一方、イー・キャンパスの場合は「14.5%~16.5%」と表示しています。

この場合、「14.40%と14.5%が下限金利」、「16.80%と16.5%の利率が上限金利」と呼ばれます。

そして、あまり詳しくない人は下限金利の方を見て、アミーゴの方が低金利でお金を貸してくれると思うでしょう。しかし、実際のところ学生ローン業者の場合、上限金利の方が適用されますので、イー・キャンパスの方が実は低金利でお金を貸してくれるわけです。

学生ローンの上限金利について

上限金利というのは、利息制限法と呼ばれる法律により決められているので、闇金のような違法な金融業者は除き、上限金利は下記のように決められています。

  • 借入金額が10万円未満の場合、上限金利は年20%
  • 借入金額が10万円以上100万円未満の場合、上限金利は年18%
  • 借入金額が100万円以上の場合、上限金利は年15%

このように決められています。

そして、学生ローン業者の場合は50万円を上限としてお金を貸していますので、最低でも年18%以内の上限金利が適用されます。

下限金利には気をとられない

下限金利というのは、金融業者が定めるもっとも低い金利のことです。

金利というのは基本的に、借入額に応じて設定されるものになります。一般的には借入限度額が最高額まで借りた場合に適用されます。

つまり、下限金利でお金を借りたいのであれば学生ローン業者に限れば50万円まで借りる必要がありますので、学生ローン業者の場合、下限金利はあまり意味をなしません。

ちなみに、50万円を借りようと考えた場合、総量規制の関係で年収の3分の1以上のお金を借りることはできませんので、年収が単純計算で150万円以上必要です。

金利を下げるサービスが豊富な学生ローン

学生ローン業者の中には、友人を紹介することで金利を下げてくれる業者もあります。また、完済と借入をきちんと行うことで次回借入時に金利を下げてくれる業者も存在します。

特に顕著なのがマルイです。マルイの場合、友人を1人紹介するごとに金利の利率を1.2%と下げてくれます。そして15人紹介すると年0%でお金を貸してくれます。つまり、借りた金額分だけ返済すればOKとなります。

利用する場所を考えれば、ある意味では大手消費者金融業者よりも有利な条件で、学生ローンは利用できます。

まとめ

学生ローンの利率は、例えばアミーゴなら下限金利が14.40%、上限金利が16.80%になっています。この場合、実際に関係のある利率は16.80%です。

そのため、下限金利が安いからといって、上限金利をよく見ないでお金を借りてしまうと、痛い目を見ることになるでしょう。

学生ローン業者は友人を紹介すると金利の利率を下げてくれる業者もあり、マルイの場合は15人紹介することで、金利0%になります。金利の利率をよく見て学生ローンを選ぶようにしましょう。


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